モニターレポート
其の一 0815
去る7月24日にBORGのモニター用の機器一式が届きました。内容は、以下表のとおりで7月25日以降CANONのEOS-D30を使ってBORG-ED76を800mm相当のレンズとして野鳥の写真撮影に利用しました。
品 名 | 型 番 | 数量 |
BORG76ED金属鏡筒 | 6077 | 1 |
鏡筒バンド | 5501 | 1 |
地上プリズム | 4801 | 1 |
ビクセンLV25 | 9023 | 1 |
カメラマウントホルダーM | 7000 | 1 |
カメラマウントキヤノンEOS用 | 5005 | 1 |
説 明 書 | 一式 |
− 準 備 −
送って頂いた、モニター貸し出しの商品群を以前から持っていた三脚(Velbon Super AceII)に鏡筒バンドを利用して固定し、野鳥撮影の準備完了!
(未だに地上プリズム・ビクセンLV25は、未使用。)
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− ピント合わせ −
1.直焦点撮影
当面、直焦点撮影で野鳥の撮影をすることにしました。説明書によれば、直焦点撮影とは「対物レンズの焦点距離そのまま(76EDなら500mm)で撮影する方法。」と有りました。
2.ピント合わせ
ドローチューブストッパーを緩め(2箇所)しゅう動式ドローチューブを前後すること(粗動)で大まかなピントを合わせた後、ヘリコイドMを回して微妙なピントを合わせる(微動)といった一連の操作でピント合わせをしています。
ファインダーが明るいのでピントの山は掴み易いのですが現状ではピント合わせに時間が掛かり、シャッターチャンスを逃すといった問題点も発生しています。また、よく動く野鳥のピント合わせは至難の業です。
→但し、BORGに慣れることである程度はピント合わせの時間が早くなっているようです。
− 撮 影 − (写真はBORG Worldで紹介)
1.EOS-D30
撮影にはEOS-D30を主に使用することにしました。EOS-D30を利用することでCMOSセンサーサイズ(22.8mm×15.5mm)が小さいため35mm判換算で約1.6倍の焦点距離が得られ(800mm)る事も野鳥撮影には魅力的だと思います。
最初は、記録画素/圧縮率→Small/Fine(1440×960ピクセル)・ホワイトバランス→オート・ISO→100〜400で撮影していましたが、最近は記録画素/圧縮率をLarge/Fine(2160×1440ピクセル)にして撮影しています。主にパソコンで画像を処理するために画素数を増やすことでパソコン画面上で画像を大きく表示出来、遠くにいる野鳥撮影にはより効果的だと考えました。
2.EOS-D30その他の設定
EOS-D30のその他の設定としては、通常は測光モードとして評価測光(逆光時は部分測光)を使用。露出補正は0.5段ステップ。となっています。今後は、0.3段ステップの露出補正等も試してみたいと思います。
3.撮影時の感想
ピント合わせでも書きましたが、ピント合わせに時間が掛かる点を除けばファインダーが明るく野鳥の目にピントが合わせやすいので、いいレンズだと思います。
最近では、粗動後の微動にもある程度の幅が有る事がわかってきたので泳いでいる水鳥等も粗動後ヘリコイドMを回しながら微動のみでのピント合わせも行っています。
また、しゅう動式ドローチューブを回すことでカメラの位置を縦位置にすることも可能で、アオサギのような背の高い野鳥を写す時にも、思いのほか使い勝手が良いようです。・・・この場合は説明書によると「2インチホルダーLの代わりに2インチホルダーS(7508)とカメラ回転装置(7350)を用いるとピントを変えることなく回転出来る。」とありました。
− そ の 他 −
1.フィルターについて
76mmのプロテクトフィルターが有ればと思い探しましたが未だ見つけられず、今後の課題になっています。
2.キャップについて
対物レンズ側のキャップは最初からついていた物を使い、カメラマウントキヤノンEOS用には、CanonのレンズダストキャップE(¥300)を購入して用いています。
これでカメラを外した時のほこり対策をしています。
では、次回09/15(予定)に御期待下さい。
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